kojiswのブログ

私自身の趣味(旅行、スポーツ観戦など)から日々起きたこと、感じたことを綴っていきます。

JRA禁止薬物検出問題について思うこと

みなさんこんにちは。

今朝起きたら、衝撃のニュースが飛び込んできましたね。

150頭以上の馬が禁止薬物テオブロミン(ココアやチョコレートに入っている苦味成分)使用の恐れがあるとして、競争除外になりました。
人間で例えるならば、コーヒーを飲んでレースを走ろうとしたら、そのコーヒーがドーピングに引っかかるようなことですね。
厩舎に納品された「グリーンカル」に禁止薬物が入っていたので回収したいという申し出が業者からあり、問題が発覚したようです。これまで普通に使っていた薬物がなぜ突然ダメなのかなど、不明な点はたくさんあります。調教師、競馬関係者も突然のことで、戸惑いを隠せないようです。

今回、競走除外になった馬には、函館スプリントステークスで人気になるであろうダノンスマッシュの名前もありました。◎にするか迷っていた馬だけにとても残念です。重賞では、ユニコーンステークスで2頭、函館スプリントステークスでは、6頭の馬が競走除外となりました。そのほかにも厩舎で期待されていた馬が多数今回の件で出走取消になりました。

この問題は、14日の午後4時に業者から連絡があり、今日の朝6時半に正式に競走除外馬156頭を発表しました。

競走除外馬を156頭も出してしまうという事態で開催できのか、と思う人もいると思います。しかし、金曜日の夜にこの問題が出てしまったからには、競走除外にして、開催するしかないのですね。騎手、厩舎関係者、オーナー、マスコミ関係者、プレゼンターとして来場されるタレントの方々など様々な関係者が競馬開催に関わっているので、突然開催中止は難しいのですね。
ただ、開催はやむを得ないにしても100頭以上が取消になるのは、15年間競馬を見てきてはじめてです。1回、馬インフルエンザの流行で開催が中止になりましたが、衝撃度はそれに匹敵するかそれ以上だと思います。去年の岩手競馬でも禁止薬物が馬から検出されて、開催が中止になりましたね。薬物の問題については、JRA地方競馬ともに今後どうするのかを協議して説明するべきだと思います。

私自身は、モヤモヤした気分が残るので、こんな状況でレースを賭ける気にはなりません。今週の競馬は、予想して見るだけにして、賭けは見送ります。
JRAは、この件についての今後どのような対応を取るのか、推移を見守りたいと思います。

最後まで読んでいただきありとうございます。
競走馬の科学―速い馬とはこういう馬だ (ブルーバックス)
サラブレッドの科学―競走馬の心・技・体 (ブルーバックス)