kojiswのブログ

私自身の趣味(旅行、スポーツ観戦など)から日々起きたこと、感じたことを綴っていきます。

スプリンターズステークス回顧

みなさんこんにちは。

 

ここ数日は、消費税増税の切り替え対応で非常に忙しく、中々競馬に割く時間もとれませんでした😅

 

  一昨日は、中山競馬場で秋のG1開幕戦スプリンターズステークスが行われました。

   メンバーは、春の高松宮記念の巻き返しを狙うダノンスマッシュ前走のセントウルステークスを圧勝し、サマースプリント王になったタワーオブロンドン中山競馬場を4戦3勝2着1回と完璧な成績のモズスーパーフレア高松宮記念を制して、春秋スプリント連覇を狙うミスターメロディなど、非常に楽しみなメンバーが揃った一戦となりました。中山競馬場の入場人員が前年比140%というのも頷けます(去年は、天気が悪かったということも大きいでしょうが)

 

1.パドック、レース展開回顧

  まず、パドックでの各馬の状態ですが、有力馬はどの馬も万全の状態に見えました。タワーオブロンドンは、使い詰めて調教も軽めだったので、半信半疑な所がありましたが、パドックを見ていると杞憂に終わりました。ダノンスマッシュ、モズスーパーフレアも万全の仕上がりでレースが非常に楽しみになりましたね。

  また、当日の中山競馬場の馬場ですが、最終週にもかかわらず内側が伸びて、前残りが顕著な馬場でした。そうなると、先行争いも激しくなり、内側の直線の位置取りも大変になりそうと感じました。

  そして、レースの展開です。レースラップは下のようになりました。

11.9-10.1-10.8-11.3-11.2-11.8

前半3F32.8-後半3F34.3 勝ちタイム1.07.1

  スタート直後に、モズスーパーフレアがスピードを活かしてハナに立ち、前半3F32.8というよどみのないペースを作りました。有力馬では、ダノンスマッシュが中団の内、タワーオブロンドンがダノンスマッシュを見るように外から追走していました。

  直線に入ってもモズスーパーフレアのスピードは衰えず、突き放しにかかります。外からスムーズに位置取りを取れたタワーオブロンドンとは、対照的にダノンスマッシュは、内の進路を見つけることが出来ずに、外に出す分で大きなロスになってしまいました。この時点でタワーオブロンドンとの差は2馬身近く開いていたと思います。逃げ粘るモズスーパーフレアを外からタワーオブロンドンが強烈な末脚を繰り出して迫ります。ゴール前にモズスーパーフレアを捉えて、タワーオブロンドンが念願のG1初制覇を果たしました。2着は内で粘ったモズスーパーフレア、3着は外から追い込んできたダノンスマッシュが入りました。この結果を見るとダノンスマッシュは、直線スムーズに競馬できていれば当然勝ち負けだったでしょう。

2.各馬の結果回顧と今後の展望

①タワーオブロンドン

使い詰めで、どこまでコンディションが保てているかが重要でした。が、何も問題なかったですね。最後の直線の末脚も見事でした。初のG1タイトルを手にしました。スプリンターズまでが中2週のキツいローテーションだったので、まずはゆっくり休んで、今後のローテでもがんばって欲しいですね。スプリント一本でいくのか、マイル路線に行くのか注目です。

②モズスーパーフレア

2着に粘り込んだモズスーパーフレア、持ち味のスピードを活かしてハナに立ち、粘りこみました。32.8という流れは、この馬にとっては厳しくもなく完全に自分の競馬に徹して、レースを支配しましたね。中山競馬場以外でも結果を残すことができれば、レースの選択に幅が広がりますね。次走は、暮れの中山開催まで待つのか、別のレースに行くのか注目したいです。

③ダノンスマッシュ

ダノンスマッシュにとって、内の1枠2番が完全に仇となってしまいました。内から中々外に出すのに苦労して、進路が開いた時には、勝ったタワーオブロンドンとは差がついてしまいました。ただ、その後はこの馬の末脚を発揮しました。日本でスプリントG1は、春と秋に1レースしかありませんが、この馬も当然G1は取れる実力がありますから、なんとかG1馬になって欲しいです。今後は、政情不安で開催がどうなるかわかりませんが、香港に向かうのか、それとも国内に専念するかわかりませんが、今後のローテにも注目したいです。

④4着以下の馬について

4着は、前走セントウルステークスから巻き返したミスターメロディが入りました。調教やパドックからも前走とは一変しており、藤原厩舎の本番への調整力の凄さを改めて感じました。今後は、アメリカのBCスプリントも視野に入れているということなので、今後にも注目です。

5着、6着にはレッツゴードンキ、ダイメイプリンセスというスプリントの常連の馬が入りました。両馬とも勝ち馬とは着差では大きな差はないので、まだまだスプリント路線でも頑張って欲しいです。

少し残念だったのは3歳馬でした。スプリント路線で連対を外したことのないディアンドルは13着と大敗、イベリスも番手で追走していましたが、直線伸び切れず11着、前走セントウルステークスでは2着に好走したファンタジストは16着と見せ場なく大敗してしまいました。今回のレースでは結果が出ませんでしたが、まだ3歳ということで、今後の伸びしろは十分あると思います。今後のレースで巻き返して欲しいですね。

 

今年のスプリンターズステークスは、勝ちタイムがロードカナロアの1.06.7に次ぐタイムという非常にレベルの高い一戦だと思います。この内容であれば、スプリント層の厚い香港馬とも相手になるのではないかと思いました。非常に見応えのあるレースでした。

今週は、凱旋門賞が行われ、その後も国内外でG1レースが続きます。今回のような熱戦を期待したいですね。凱旋門賞については、今週中にブログでまとめたいと考えています。

 

今回は、ここまでとします。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。