今週の競馬回顧〜愛チャンピオンS、フォワ賞、ローズS、セントライト記念〜
みなさん、こんにちは。
そして3日間の競馬開催お疲れ様でした。
3日間開催は、やはり長かったですね😅
しかも、今週は海外競馬もありましたから、さらに長かったですね。
それでは、今週行われたレースを回顧します。
1.海外レース回顧
①愛チャンピオンS回顧
まず、日本時間の土曜日深夜に行われた愛チャンピオンSを回顧します。
勝ったのは、1番人気のマジカル、2 1/4馬身差の2着に7番人気マジックワンド、さらにアタマ差の3着にはアンソニーヴァンダイクが入りました。日本馬ディアドラは4着、2番人気のエラーカムは7着でした。
マジカルは、ここでは力が違いましたね。道中は番手につけて、直線では力強く抜け出して完勝でしたね。ここまで戦ってきた相手が違いました。次走は、凱旋門賞に向かうのか別のレースを使うかはわかりませんが、凱旋門賞に出てもエネイブル相手には厳しいかもしれませんが、当然馬券圏内には走れると思います。
2着のマジックワンドは、コースをロスなく回ってきましたね。この馬もヨーロッパ、アメリカ問わず堅実な走りをする馬ですね。前走アーリントンミリオンでも強豪馬相手に2着と健闘してましたからね。馬券を買う上では盲点になってしまいました。
3着のアンソニーヴァンダイクは、前走のキングジョージは、見せ場なか敗れてしまいましたが、今回は巻き返してきましたね。英ダービーの勝ち方が強かったですが、前走があまりにも負けすぎでしたから、どうかなという半信半疑の部分がありましたが、問題なかったです。ヨーロッパの今年の3歳馬のレベルはどうなんだといわれていますが、英インターナショナルSのジャパンに続いて3歳馬が好走しましたね。
日本のディアドラは4着。直線の勝負どころで進路がなく非常に厳しいレースとなりました。しかし、そんな中でも最後は猛然と4着まで追い込みました。今回のレースで欧州の一流馬とも戦えることが明確になりましたから、次走が本当に楽しみです。
2番人気のエラーカムは、見せ場なく7着に敗退しました。前走のレース内容が非常に良かったので、今回もと期待していましたが、直線全く伸びませんでした。前走の疲れが取れないままの出走してしまったのかはわかりませんが、力はある馬ですからまた立て直して好走を期待したいです。
続いて、日本時間日曜日の夜9:40頃に行われた凱旋門賞の前哨戦フォワ賞を簡単に回顧します。レース前は、ヴァルトガイストとキセキの一騎打ちと思われましたが、他の2頭もレースについていき、ウェイトゥパリスはキセキを交わして2着にきました。
勝ったヴァルトガイストは、今年も圧勝でしたね。キセキを完全にマークして直線交わしたらあとは引き離すだけでしたね。一方のキセキは交わされてからが苦しかったですね。今回は、完全に目標にされてしまったことと、初のヨーロッパの馬場ということもあったと思います。凱旋門賞では、頭数も多いですし、多少の紛れはありそうですが、エネイブルやジャパンなどの強い馬も出走しますから、本番は厳しくなりましたね。
続いて、国内競馬を回顧します。国内でも秋華賞と菊花賞に向けての前哨戦のGⅡが東西で行われました。
まず、日曜日阪神競馬場で行われたローズSを回顧します。勝ったのは1番人気のダノンファンタジー、2着は7番人気のビーチサンバ、3着に2番人気のウィクトーリアが入りました。
レースラップは、
12.8 - 11.2 - 11.4 - 11.7 - 12.2 - 11.7 - 11.0 - 10.5 - 11.9
4F 45.1 - 3F 33.4 勝ちタイム1.44.4R
最初の5F59.3と馬場を考えたらスローペースでした。そして、そのあとが速いペースでした。勝ちタイムは、先週に続いてのレコード決着となりました。
勝ったのは、1番人気のダノンファンタジーでした。道中は中団につけ、直線は外に回した時点で少し苦しいかと思いましたが、外に出してからの末脚が見事でした。上がりは、メンバー最速の33.1、ゴール前でビーチサンバを差し切りました。春とは違いまた一段と成長しましたね。本番の秋華賞でもクラシック馬不在の中であれば、この勝利で主役の存在になるでしょう。ただ、レコードタイムの後ですから、ダノンファンタジーだけではなく他の上位入線馬についても調教の動きはチェックして本番までの状態を確かめたいと思います。
2着は、7番人気のビーチサンバが粘りました。春は距離の長いオークス以外では好走してましたから、距離短縮とスローの直線勝負という展開もこの馬には向きました。今日のような積極的なレースが出来れば本番もチャンスは大いにあると思います。
3着は、2番人気のウィクトーリアでした。この馬にとって輸送はどうなのかと思っていましたが、1ヶ月前から栗東で調整を続けており、それが成功しましたね。ダノンファンタジーには上がりの脚で屈してしまいましたが、春に比べるとさらに成長してますから、状態を維持出来れば今後も楽しみです。
シゲルピンクダイヤは、最後の最後に止まってしまい4着でした。位置取りはよかったにもかかわらず、最後止まってしまったのは距離が1ハロン長いのかもしれないですね。秋華賞には行きそうですが、そこよりもマイルCSに行けば個人的には狙いたい馬です。
秋華賞トライアルが終わっての3歳牝馬戦線ですが、春のクラシックで好走した馬は夏もしっかり成長しており、勢力図の変更はありませんでした。これにクロノジェネシスが直行でどこまで調整できるかがカギですね。1ヶ月後の秋華賞が本当に楽しみです。
最後に月曜日中山競馬場で行われた菊花賞トライアルのセントライト記念を回顧します。
菊花賞有力馬は、今週の神戸新聞杯に回ったということもあり、オッズも割れて大混戦のメンバーでした。
まずレースラップですが、
12.5 - 11.0 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0
4F 47.8 - 3F 35.9 勝ちタイム2.115
1,000M通過は、59.8重馬場を考慮すると少し早いかなという流れでした。直線に入った所で外からルヴォルグが仕掛けて、内からは1枠2頭が馬群の中から追い込んできました。しかし、番手から抜けたリオンリオンは止まらず、2馬身差をつけて1着でゴールしました。勝ちタイムも馬場を考慮すると好タイムだと思います。そして、横山典弘騎手は2週連続の重賞勝利と絶好調ですね。長距離レースの横山典弘騎手の逃げは天才的ですから、本番の菊花賞も本当に楽しみになりました。
2着は、サトノルークスが内から追い込んできました。ダービーは見せ場なく17着と大敗してしまいましたが、一夏を越してしっかりと馬体を仕上げましたね。ダザルを制しての2着は非常に大きいですね。菊花賞では少し厳しいかもしれませんが、今後の重賞での活躍が非常に楽しみな馬です。
3着はザダル。休み明けで距離がどうかなと思いましたが、内からしっかり脚を伸ばして3着は確保しましたね。春の3連勝中の力を秋初戦でも示しましたね。
ルヴォルグは、外から手応えよく伸びた時は、これは馬券内に入って権利確保したかと思いましたが、最後の坂で止まってしまいました。力は出し切ったレースなので、これからの成長ですね。
1番勿体ないと感じたのは5着のニシノデイジーですね。スタート直後ダッシュがつかず、ほぼ最後方からレースを進めることになりました。もう馬券内は厳しいと思いましたが、最後はメンバー最速の上がりで5着まで追い込んできました。もうすこしいい位置を取れれば、馬券内は充分来れたと思います。菊花賞は、栗東所属の騎手に乗り替わるそうですが、鞍上次第では菊花賞も楽しみな馬ですね。
人気馬の中で残念だったのは、4番人気のオセアグレイトでした。直線に向いてから全く伸びず、14着と大敗してしまいました。◎にして人馬ともに期待していましたが、残念でした。自己条件からじっくり使って、成長してほしい馬ですね。
以上でレース回顧を終わります。
今週は、中山では、オールカマー、阪神では神戸新聞杯と秋のG1に向けたステップレースが日本でも本格的にはじまりますね。オールカマーは、前走香港G1を勝利し、中山競馬場は得意の舞台としているウインブライトと去年このレースを勝利しているレイデオロ、この2頭にミッキースワローが得意の中山競馬場でどこまで走れるかがカギになります。一方、神戸新聞杯ではクラシックを好走した2頭、ヴェロックスとサートゥルナーリアが中心になるでしょう。サートゥルナーリアはこのレースの結果次第で菊花賞、天皇賞秋、ジャパンCに向かうかが決まるので大事な一戦になりますね。
それでは、今回はここまでといたします。
また、今週も1週間がんばりましょう。